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昨日言ったとおり蔵千の小説うpします。
何とか今日中に出来た・・・。 何か色々書いてたら今回で何と『太陽に恋をした』が終わってしまいました。 けど、話が訳分からん・・・。 こんなんでもよかったら読んでください。 今回も方言がえらいことに・・・。 そんなんでも許せる方どうぞ。 前回の話はコチラから。 では、どうぞ。 俺は光を失った。 千歳という太陽を。 光を失った人間は一体どうしたらいいのだろうか。 もう一度光を探す? それとも、光を失い続ける? 俺は・・・。 光を失い続けるだろう。 でも、探したい。 もう一度あの笑顔が見たい。 君は俺の太陽だから。 太陽に恋をした 「あー!!」 急に横にいる友人が叫ぶ。 「どうしたんや、謙也」 「どうしたもこうしたもない!これ見ろや!!」 シュッと指を指されたのは部室内の謙也のロッカー。 「凹んでんねん!」 「あ・・・」 そのロッカーは昨日俺が千歳を押し付けて無理矢理キスをしたところだった。 てか、昨日の時点でその凹みには気付かなかったのか、と言いたい。 「ホンマ誰やねん・・・俺のロッカーをこうしたんは・・・」 俺です。なんて言えるわけもなく、ただただ横にいる友人を黙って宥めるしかなかった。 そんな時だった。 勢いよく部室のドアが開けられた。 「おー、白石ちょうどええとこにおったわ」 その勢いよく開けたのは四天宝寺の男子テニス部の顧問の渡邊 オサムだった。 「どうしたん?」 「千歳が怪我した」 「は?」 どうしてそれを俺に言うのかが分からない。 「運が悪くってな、今日は養護教諭がおらんのや。やから保健委員長の白石なら勝手に保健室開けれるし、手当て出来るやろって思って」 「あぁ。そういうこと。ほな行ってくるわ」 俺はオサムちゃんがすごい勢いで開けたドアを静かに閉めた。 正直千歳に会いたくない・・・。 会ってくれるわけがない・・・。 少し早歩き気味に職員室に行った。 「失礼します。保健室の鍵持って行っていいですか?」 俺はそこら辺にいる先生に許可を貰い鍵を持って保健室に行った。 保健室の前にはボーっと千歳が立っていた。 その腕には少し血が滲んでいた。 「・・・白石・・・?」 どうしてお前がここに?って表情だった。 「大丈夫か・・・?」 「ん・・・まぁ・・・」 目を合わせようとしてくれない千歳。 「今開けるから・・・」 「うん・・・」 ガララ・・・ッと保健室の引き戸を開けた途端、保健室独特の消毒の匂いが鼻につく。 嫌いじゃない匂い。 寧ろこの匂いは落ち着く。 「そこの椅子に座っといて」 「んー・・・」 俺は硝子張りの棚から消毒液とガーゼを取り出し、千歳が座ってる椅子の前に椅子を置き座った。 「腕・・・出してくれへん?」 「うん・・・」 血の滲んでるその腕はただの掠り傷で大した傷ではないが、擦っている範囲が広かった。 「あーあ・・・、思いっきり利き手やん・・・」 「テニスしちょったらこけた・・・」 「今日は早く部活に来とったんや・・・」 「白石に・・・会いたくなかったけん・・・」 その一言に心がズキッと痛む。 「・・・ゴメン・・・」 「もう聞き飽いたばい・・・」 分かってる。謝っても許されないことぐらい・・・。 「でも、謝らせて・・・」 「・・・」 「俺を好きなだけ殴ってもええ!それで千歳の気が済むなら・・・っ!」 歯を食い縛って俺は俯いた。 「・・・白石・・・セコかねー」 「え?」 すっと顔を上げて見た千歳の表情は複雑な笑顔だった。 「俺、利き手怪我しとんよ?右じゃ強くうったくれん」 「あ・・・、そやな・・・」 「白石・・・」 「何や?」 「早く手当て・・・」 「忘れてたわ・・・。今直ぐするから」 俺はテキパキと千歳の痛々しい腕を消毒し、ガーゼをテープでとめた。 「ホンマ広い範囲擦りすぎや・・・一応包帯しとくから・・・」 「・・・一緒たい・・・」 「え?」 「今の俺の腕、白石と一緒たい」 確かに同じ左腕に包帯をしている。 「ホンマやな・・・」 俺は力なく笑うしかなかった。 包帯を巻くことに慣れてる所為か早く巻き終わる。 「はい、終わったで」 「白石、」 「ん?」 「ありがと・・・」 「どーいたしまして」 少し微笑んだ千歳にドキッとする。 「白石・・・ゴメン・・・」 「千歳?何謝ることがあんねん・・・。悪いんは全て俺や・・・」 「そぎゃんこつなか!」 大きく首を振って千歳は俺の言葉を否定した。 「・・・千歳?」 「俺が・・・俺が、白石に我侭ば言ったけん、白石困らせてしまった・・・っ」 千歳の目からボロボロと涙が零れて、頬を伝って左腕の包帯に染み込んだ。 「何のことや?我侭って・・・」 「白石と一緒にいたいって言ったこったい」 「それのどこが我侭なんや・・・?」 「白石は部長さんの仕事があって忙しいばい・・・。だから、俺に嫌がらせで・・・あんなこつしたとよ」 「千歳・・・」 「ゴメン・・・」 「謝らんといてぇな・・・俺我侭なんて思っとらんし・・・」 俺はぐずぐず泣いてる千歳の目に溜まった涙を指で掬った。 千歳の肩が少しビクッと動いた。 「あんな・・・」 「なんね?」 「俺、好きじゃないヤツに嫌がらせでもキスせぇへんから・・・」 思わず口にしてしまった告白。 しまった・・・なんて思ったけど出てしまった言葉は戻ってこない。 もう、仕方ないからあっさり振られてしまおうと思った。 「・・・?」 けど、千歳は俺の顔を「何を言っているのか分からない」という表情で見ている。 「白石、顔赤かー。どげんした?」 「なっ、若しかして何も気づかん?!」 「何を気づけばいいのか分からんばい・・・」 今気づいたが千歳は鈍感らしい・・・。 人の一世一代の告白を軽く流して・・・。 「・・・好きやねん・・・」 「何が?」 もー何この天然ほんわか鈍感マイナスイオンっ子は! 「気持ち悪がらんといてな・・・。俺、千歳のこと好きやなん・・・」 「はひ?」 千歳から返ってきたのは気の抜けた返事。 「好きって白石が俺のこつ?」 「そうやけど・・・」 「・・・うぅ~・・・」 また千歳の目から涙が零れる。 「ゴメン・・・厭やんなぁ・・・」 けど、千歳はふるふると首振った。 「しらいしぃ~・・・」 その声は泣いてる所為か震えてる。 「それ嘘じゃなかと?・・・嘘やったら右でも思いっきりうったくるばい」 「千歳、それって・・・」 若しかして・・・って気持ちで心臓がドキドキ言っている。 「それが俺の告白の返事・・・ってことでええんやんなぁ?」 コク・・・ッと小さく頷いた。 「嘘じゃないで。俺、嘘で何回も告白なんか出来るやつちゃうから」 「俺のどこがよかとー・・・?」 「太陽みたいな笑顔」 「太陽・・・?」 「初めて会った時からそう思ってた。暖かい笑顔やなーって」 それで一目惚れ。って笑いながら言った。 「だから、もう泣かんといて、な?」 千歳の目尻に優しく唇を触れさせた。 「うん・・・」 「キス・・・したい・・・」 「・・・」 返事は返ってこない。 「千歳・・・?」 千歳の顔は真っ赤になっていた。 「よ、よかよ・・・」 やっと発したのは小さな声での合意。 「かわええ・・・」 今回はただ触れるだけのキス。 それだけで満足だ。 「白石、好きっちゃよ」 俺に向けられたのはあの時みたいな笑顔。 「やっと笑顔になった」 そう言って思いっきり千歳を抱きしめた。 また、俺は光を手に入れることが出来た。 もう二度と過ちは犯さない。 「しら、い・・・し、苦しか・・・」 「あっ、ゴメンな。でも、離したくない・・・っ」 「白石・・・」 「好きや、大好きや・・・」 そうしてもう一度キスをした。 もう二度と君の笑顔を失わない。 君は俺の太陽。 -END- アトガキ。 最後まで読んでくださって有難うございます! 無駄に長くてすみません・・・。 無理矢理終わらせた感が・・・。 無謀だったな。 まさかの3行連続『無』から始まった。 うわー、自分凄い。(おま この話の千歳side書いた方がいいな。 書きます。 メインCPの話が3話で終わるんは私的にも少し物足りないんで。 千歳をもっと泣かせたい・・・。 泣かせ隊w 私隊長でwww 隊員募集中です。 お気軽に私に言ってください。 まぁ、半分以上マジな冗談はおいといて。 蔵に感謝です。 あの子が保健委員でよかった。 まぁ、保健委員長っていうのは私の模造設定です。 四天宝寺はみんな委員会入ってますよね。 けどさ、この40.5に委員会書いてるけど、ボランティア委員会ってないよね・・・。 私の中学校にはあったんで。 てか、3年の時委員長だし。 奉仕委員的なものもないんですね・・・。 中学ん時に各委員会の全学年の名簿があってそん時にボランティア委員会は名前が長すぎて奉仕委員会にされてました。 てか、全体的に美化委員会率高くないか? あと、謙也クンのロッカーどうしよう。 壊れたまんまだ。 このネタいつか謙光で使おう。 あ、そうだ。 今回、結構千歳の方言を頑張ってみたつもりですがどうでしょう? 多分分かんない言葉もあると思うんで、書いておきます。 飽く・・・飽きる(字で分かりますよね。 うったくる・・・殴る(うつ、とかとも言うらしいです。 今回は出してないんですがいつか千歳に「むぞらしい」って言わせたい冬月です。 こう、自分の小説読んでるとたまーにホント無性に挿絵を描きたくなります。 やっぱ小説は自分の妄想の塊だなーって思います。 以上、無駄に長いアトガキでした。 最後にこの小説『光』って言葉多い。(Not 財前です。 PR |
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