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2024年04月20日  20時21分
無題
CATEGORY : [謙光]

いっつも拍手有難うございます!

これ夢じゃないですよね??

いやー、マジでかなり嬉しいですw

と、いう訳でさっそくその嬉しさパワーで小説書き上げました。

多分1時間もかかってませんよ。

なんか財前クンが私と似てきた・・・u

別に悪気はないですが。

では、どうぞ。













1人でいれたらよかったのに。

誰の目にも触れずに、唯1人で。

けど。

あの人は。

あの人は・・・。

 

 

 

 

 

 

                  そして、世界は音をたてて崩れていく。

 

 

 

 

 

 

 

この四天宝寺に入学してもう数日経っている。

周りの友達は「部活何にする?」という会話で持ちきり。

俺は特に決めてはいなかったが、この学校は厄介なことに必ずいずれかの部に入部をしないといけなかった。

今日は友達に勧められテニス部を見学しに行った。

元々テニスを少しやっておりある程度のことは分かっている。

友達は全員コートに行き、楽しそうに見学していた。

俺はただただそれを見ているだけだった。

ボーっとし始めた頃にいきなり声をかけられた。

「テニス好き?」

俺は急に話しかけられたことに驚いた。

話しかけてきたのはテニス部のユニフォームを着ていた。

他の人より明るい髪で、それが眩しかった。

人に話しかけられるのが嫌いな俺はきっと怯えていたのだろう。

その人は謝った。

「あ、すまんな。いきなり話しかけて」

「い・・・いえ・・・」

その言葉で俺はこの人は少しはいい人なのかもしれない、と思った。

「テニスやったことあるか?」

「・・・少しだけなら・・・」

でも、初対面なのにすっごく話をしてくるこの人が怖かった。

「じゃあ、テニス部入らへん?」

「え・・・」

「あ、他に入る予定あった?」

「いえ・・・」

「じゃあ、決まりやな」

急に手首をつかまれかなり驚いた。

「えっちょぉ待って・・・」

でも、聞いてくれない。

その人の走りはとても早く途中何回か足がもつれそうになった。

連れてこられたのはテニス部の部室だった。

「蔵!この子テニス部に入ってくれるって!」

凄い勢いでドアを開けたので、一瞬ドアが心配になった。

「そのドア壊れたら謙也が金払えやー」

部室には左手の包帯が印象的な人がいた。

「そんなんどうでもええねん!ほら見ぃや!新入部員や!!」

ビシッと俺は指を指された。

「どっから誘拐してきたんや」

「ちゃうって!任意や任意!!」

「やったらええねんけど・・・。君、名前は?」

その包帯の人は優しそうな笑顔で聞いてきた。

「・・・ざ、財前・・・光です・・・」

「財前くんか・・・。俺は部長の白石 蔵ノ介や」

部長はすっと手を差し伸べた。

「あ、あの・・・」

その手の意味がまったく分からなかった。

「握手や。これからヨロシクって思って」

“ヨロシク”って俺ここに入ること決定されてるんか?

「えっと・・・俺・・・」

「・・・なぁ謙也・・・」

「はい」

「この子やっぱ無理矢理連れてきたやろ」 

「いや、練習見てたし。それに、テニスしたことあるって言うし」

「どこが任意やねん」

「任意や」

「お前辞書で任意って調べて来いや」

「・・・はい」 

「さ、財前くんうちのアホが失礼したな・・・。無理に入らんでもええねんで」

「・・・」

一瞬悩んだ。

でも、ここの雰囲気は不思議と厭ではなかった。

「俺、入部します・・・」

「ホンマか?」

はじめに俺に話しかけてきた人が少し痛いぐらいで肩を掴んだ。

「は・・・はい」

「どや」

「何がや」

 「任意やろ?」

「はぁ・・・頭痛なってきたわ・・・。俺練習戻るから後よろしゅう」

「おう」

部長は部室を出て行った。

「っと、まずは入部届け渡さなな」

その人は奥の棚から入部届けを出してきた。

「これに保護者のはんこ貰ってきてな」

「はい・・・えっと・・・」

流石にずっと“その人”と思っているのはいけないなーと名前を聞こうとした。

鋭い人なのか直ぐに気がついてくれた。

「あ、名前言ってなかったな。オシタリ ケンヤや」

「オシタリ・・・?」

全然聞いたとこもない苗字だった。

「えっとな忍者の忍に足って書くねん。珍しいやろ?財前も珍しいけどな」

「有難う・・・ございます。忍足先輩」

 忍足先輩はもう怖くなかった。

「何か俺が先輩なんやと思うと照れるなぁ~」

「先輩よろしゅう」

きっとこの人なら・・・。

「あぁ、よろしゅうな」

いい意味で俺の世界を壊してくれるだろう。





      -END-












あとがき。

最後まで読んでくださって有難うございます!

財前クンはきっと人間不信だと思います。(勝手な設定。

因みに私も人間不信・・・。

まぁ、このシリーズの主旨は“人間不信をテニス部で克服しちゃえ☆(仮)”です。

次は多分、財前クンが何故人間不信なのかが分かるかも・・・。

うん。

何があってもめげずに書こう。

以上、あとがきでした。

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2008年06月11日  21時38分
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