忍者ブログ
[PR]
CATEGORY : []
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024年04月25日  22時38分
んふふ・・・。
CATEGORY : [サエ亮]
今日はちょっと機嫌がいいです。

でも、聞いて気分がよくなくなる方もいると思うんで言いません。

まあ、機嫌がいいので今日は沢山小説うpします。

なので話も明るめ。

サエ亮の亮編と佐伯編です。

面倒なので同時にうpします。

順番は亮編→佐伯編→アトガキです。

今日でサエ亮は終わり。

うう・・・長かった。

では、まずは亮編をどうぞ。








最近、君のことを思い出しても悲しくならない。

辛くならない。

・・・どうしてだろう?

これを君に聞くと「自分で考えなよ。」と返ってくるから聞かない。

でも、自分で考えても分からない。

誰か教えて―――・・・。










         ~君のおかげだよ~      













最近、サエのことばかり考えている。

何で・・・?

僕の頭の中にはサエことでいっぱいだった。 

「ふぅー・・・。」  

僕の溜息は騒がしい教室の音で掻き消された。

けど、その溜息を聞き逃さない人が居た。  

「・・・また溜息。」

サエだ。

「・・・サエ何でここに?」 

サエと僕はクラスが違う。

けど、僕の目の前に居るのは正真正銘サエだ。

「借りてた辞書返しに来たんだ。」 

僕の机に辞書が置かれた。

「そういや貸してたっけ・・・。」 

「最近大丈夫?ボーっとしてること多いけど・・・。」  

「そう・・・かな・・・?」 

「そうだよ。」  

サエはそう言って僕の額に触れた。 

触れているサエの手のひらは冷たかった。

無意識のうちに僕は目を瞑っていた。

「・・・あれ?少し熱いよ?」 

「えっ?」

目を開くと僕の顔の前にサエの顔があった。

ドキン・・・ッ 

そして急に僕の顔が熱くなっていくのが分かった。

それと同じように心臓も脈打つのが早くなった。

ガタンッ

騒がしい教室を静かにさせる音が響いた。

その音は僕が思わず立ち上がった時に椅子が傾いて倒れた音だった。

「あ・・・。」

「亮・・・?どうしたの?」  

サエは不思議そうに僕を見上げている。   

「な、んでも・・・ない。」  

僕は倒れた椅子を起こし座った。   

けど、サエとは目が合わせれなかった。   

いや、合わせたくないんだ。   

合わせると僕が変になるから。  

「ふ。」  

「ふぇッ?!」   

僕の体が急に宙に浮いた。 

「ちょっ、サエ??!!」   

僕の視界の下には僕を抱えたサエがいた。  

「暴れない。落ちるよ?」   

サエはそれだけを言って僕を抱えたまま教室を出た。  

「・・・。」   

無言のまま階段を上がるサエ。   

「サエ・・・どこ行くの?」   

「屋上だよ。」   

「屋上・・・?」   

僕がそう言うのと同時にガチャと扉を開ける音が聞こえた。 

「!」  

屋上に着くとサエは僕を下ろした。 

まだサエと目が合わせれない。 

「・・・亮、こっち見て。」   

「・・・。」  

「俺を見て。」  

僕は首を横に振った。  

「・・・じゃあ、質問に答えて。・・・いい?」  

「うん・・・。」 

「・・・俺のこと好き・・・」  

「・・・え?」 

「恋愛対象・・・として。」 

・・・“恋愛”・・・? 

「俺は亮のこと好きだ。」  

「・・・サエ、人を好きになるってどんなこと?」 

そう言うとサエは僕を抱きしめた。 

「こういうこと。俺は亮の近くにいて幸せな気持ちになる、安心できる、心が温かくなる。」   

“幸せな気持ち”“安心”“心が温かくなる”   じゃあ、僕のこの気持ちって―――――・・・  

「・・・僕もサエのことが好きなのかな?」

「え?」 

「僕もサエの近くにいるとそんな気持ちになるよ。」 

僕がサエの表情を見るとサエはすっごく笑顔だった。 

その笑顔には“悲しい”とか“辛い”という単語が当てはまらない笑顔だった。

「やっと、いつもの笑顔に戻ったね・・・。」  

スッとサエの頬に触れた。

「亮のおかげだよ。」   

チュッとサエは僕の手にキスをした。 

「亮は俺のこと好き?」

「うん。」   

さっきまで僕の手にあったサエの唇が僕の唇に重なった。 

僕の気持ちが分かったよ・・・。   

サエ・・・大好きだよ―――・・・。








      -END-






あと1話。
頑張ってください。









好き、好き、好き・・・。

どれだけの言葉を綴ればいい?

10回?

100回?

1000回?

そんなに想っていても君は俺を見ていない。

少しでいいから俺を見てほしい。

ほんの少しでいいから・・・。










              ~ありがとう~










「ふぅー・・・」

騒がしい教室の中で亮が溜息を吐いている。

「・・・また溜息」

「・・・サエ何でここに?」

亮は不思議そうに俺を見上げている。

「借りてた辞書返しに来たんだ」

俺は目的を亮に言い、亮の机に辞書を置いた。

「そういや貸してたっけ・・・」

「最近大丈夫?ボーっとしてること多いけど・・・」

「そう・・・かな・・・?」

「そうだよ」

心配になり俺は亮の額に触れた。

「・・・あれ?少し熱いよ?」

「えっ?」

亮の顔がさっきと比べ赤くなっている様な気がする。

ガタンッ

騒がしい教室を静かにさせる音が響いた。

それは亮が急に立ちバランスを崩し倒れた椅子の音だった。

「あ・・・」

「亮・・・?どうしたの?」

「な、んでも・・・ない」

亮は倒れた椅子を起こし座った。

『何でもない』と言ってる割には、何でもない様に見えないのは俺だけだろうか。

「よっと」

俺は亮を抱え上げた。

「ふぇッ?!ちょっ、サエ??!!」

僕の視界の下には僕を抱えたサエがいた。

「暴れない。落ちるよ?」

俺は亮を抱え教室を出た。

「・・・」

無言のまま階段を上がる。

「サエ・・・どこ行くの?」

それに耐え兼ねたのか亮は口を開いた。

「屋上だよ」

「屋上・・・?」

ガチャと扉を開けた。

亮は何故か気まずそうに俺の顔を見ようとしない。

「・・・亮、こっち見て」

「・・・」

「俺を見て」

亮は首を横に振った。

「・・・じゃあ、質問に答えて。・・・いい?」

「うん・・・」

「・・・俺のこと好き・・・?」

「・・・え?」

「その・・・恋愛対象・・・として」

亮はよく分からないという表情だった。

「俺は亮のこと好きだ」

俺は正直にその思いを言った。

「・・・サエ、人を好きになるってどんなこと?」

「こういうこと。俺は亮の近くにいて幸せな気持ちになる、安心できる、心が温かくなる」

亮のことを抱きしめそう言った。

「・・・僕もサエのことが好きなのかな?」

ボソッと小さな声が聞こえた。

「え?」

ただの聞き間違いだと思っていたが、

「僕もサエの近くにいるとそんな気持ちになるよ?」

間違いじゃなかった。

その事実がとても嬉しかった。

「やっと、いつもの笑顔に戻ったね・・・」

安心したような表情で亮が俺の頬に触れた。

「亮のおかげだよ」

俺の頬に触れている亮の手にキスをした。

「亮は俺のこと好き?」

「うん」

俺はその唇を亮の手から離し唇に重ねた。

亮・・・ありがとう・・・。

大好きだよ。







      -END-







アトガキ

最後までお付き合い有難うございました!!

コレでサエ亮のシリーズは終わるんですが、まだまだサエ亮を書いていきますよ!

サエ亮は鈍感な亮に振り回されてるサエさんを書くのが楽しいですね。

私のはそうなってませんが・・・。

素直な亮も好きですよ。

この話でサエ亮を知って興味を持ってくれた方がいてくれれば嬉しい限りです。

以上、アトガキでした。
PR
2008年04月28日  18時26分
コメント[ 2 ]  トラックバック [ ]
<<みんなの優しさが心に沁(し)みる・・・。 | HOME |「別にそいつら仲間なんかじゃねぇよ」>>
COMMENT
やばい・・・・
萌えました。
良いなあサエ亮。
私ダビバネしか六角は知らないんで;
私もこんな青春したい・・・・(違

私もエンジョイ(?)してます!!
青林檎萌えるww
福祉は大切ですよね。

そりゃ凍りつくw
なので、絶対女子高だけは嫌でした。

ですよね。
でも、一応6:30に起きないと遅刻しますorz

もう、純粋の塊ですよ、米は。
ちなみに、ジャッカルも・・w

解ります。
友達出来て凄く楽しくても、本当に友達なのかなとか思います。

私の弟も、今中2です(゜∀゜)
また共通点を見つけましたね*。
【2008/04/2820:53】|URL|紅黒亞珠淋#5761d00558[ EDIT ]
それはよかった♪
この世の皆さんが幸せに暮らせるようにするのが福祉ですから。

沈黙が怖かったです。
しかも女子校ってイジメとか酷そうじゃないですか?

あ、私もう少し遅い時間に起きてます。
なんてたってチャリ通が出来る距離なんで。

純粋なこと少し悪戯をする子の割合が絶妙ですよね、立海は。

心のどこかで、そういう嫌な心があります・・・。

共通点がいっぱいありますネぇ。
中2は生意気で嫌です。

では。
【2008/04/2821:12】|URL|冬月#984dda6110[ EDIT ]
COMMENT WRITE















TRACKBACK
トラックバックURL

<<みんなの優しさが心に沁(し)みる・・・。| HOME |「別にそいつら仲間なんかじゃねぇよ」>>
忍者ブログ[PR]