基本日記、他サイトの更新情報とか・・・。
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#うん。分かったよ。 |
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私にギャグは無理☆ 彼氏による彼氏自慢大会 「あー、テスト一週間前ってホンマ暇やなぁ・・・」 パタパタと下敷きを団扇の代わりにしてる謙也。 「謙也ー、俺ら一応受験生やで」 と、次の授業の用意をしてる白石。 二人は同じクラスで席は前後。 「分かっとるわ・・・」 扇風機もない教室の真ん中で、謙也は下敷きのパコパコという不思議な音をさせながら、扇いでいる。 暑さの所為かそれとも白石の受験生という言葉の所為か、どちらの所為か分からないが謙也はうなだれている。 「分かっとるんやったら暇とか言わんと勉強しぃ」 白石は次の授業で使う教科書とノートをトントンと揃えて机に置いた。 「・・・」 自分は俺の母親か!なんて言葉が出そうになったがあと少しというとこで言うのを止めた。 白石にこんなことを言ってみろ。 ノリが良すぎるから本当に母親の様になるだろう。 そうなった時の白石の芸人魂は誰にも止められないことを謙也は知っていた。 「でもさー、一週間前って部活もないやん・・・」 「そりゃ、勉強する為や」 「部活ない=俺の可愛い後輩の光に会われへんねんで?」 「それは俺やって一緒や。千歳に会いたくても会われへん・・・」 「いーや、まだ自分らは会えるやろ?千歳は1組で俺らは2組、体育一緒やんかぁ!!」 ビシィッ!!と謙也は白石に向かって指を指した。 そうすると白石はフッと笑って 「エエやろー」 と謙也の気持ちを逆撫でする様なことを言う。 「てっテメェ・・・。でも確かに羨ましい!!」 白石は軽く謙也を見下していた。 「早く俺の可愛い千歳に会いたい・・・」 「いや、可愛いのは俺の光の方やろ」 「はぁ?あんなツンデレのくせにツンしか出さない子より、四六時中マイナスイオンを出してる千歳の方がカワエエわ!」 「いーや!光は俺の前ではデレを出してくれとるわ!」 「何やとぉー」 「自分の方こそ何や!」 とうとう喧嘩勃発。 ガタンと椅子を倒し二人は立ち上がる。 謙也は自分の座っていた椅子に膝をぶつけて少し涙目。 でも2人の間には火花が散ってる。 「・・・じゃぁ、お互いのエエとこ言っていこうや・・・」 「はん!千歳が勝つに決まってるな」 「そんなん言ってられるのは今のうちやで」 -試合開始- 「まず光はな、いつもはあんま笑えへんって思われてるけど、実はよぅ笑う子やねん。中でも善哉食うてる時の笑顔は最高やなぁ・・・」 善哉を食べてる時の光を思い出してるのか謙也の顔は幸せそうな表情をしている。 「千歳はいつも笑顔やで。特にジブリを見てる時の笑顔はカワエエでー。この前一緒にト●ロ見たんやけど、あいつト●ロが出てきた瞬間すっごい輝いた笑顔で『ト●ロばい!』って言うねん。あの時の笑顔は才気の時より輝いてるでー」 白石もまたその時の様子を思い出してるのか幸せそうである。 「いつでも見れる笑顔よりたまーに見れる笑顔の方が男としてキュンとくるやろ!」 「アホ!俺はあの笑顔に惚れたんや!その笑顔がたまーにしか見れんなんて・・・っ!」 白石はバンッと机を叩き、その机にゴンッと顔を埋めた。 ゴンッという痛々しい音は白石が勢い余って机に頭をぶつけた音である。 「えらい痛そうな音がしたな・・・大丈夫か?」 なんて優しい言葉をかけてくれた謙也に対し白石は、 「痛そうやないねん・・・痛いんや・・・。大丈夫に見えるんなら眼科行け!」 と、顔を上げずに毒を吐いた。 「す、スマン・・・。なぁ?取り敢えず顔上げろや」 「嫌や!痛い!このまま俺は短い人生が終わるんやー!!」 「・・・」 「俺の死因は千歳や・・・」 白石は机に“千歳”とシャーペンで濃く書いた。 「机に落書きしたら先生に怒られんで・・・」 「・・・せやな・・・消すわ」 謙也の言う通りに白石は消しゴムで“千歳”という文字を消した。 「偉いなぁー白石はぁー・・・って、それ俺の消しゴムやんけぇっ!!」 「ほー、謙也はノリツッコミが出来るんかー。関心関心♪」 「お、おーきに・・・。じゃないわ!!その消しゴムは大切やねんって!」 暴走した白石を止める為、謙也は必死だった。 何故そこまで消しゴムに必死になれるのか不思議だった。 「その消しゴム、光が和菓子好きやから、買った消しゴムやねん!」 白石が持っている消しゴムをよく見ると、謙也の言う通り団子の形をしていた。 「・・・」 「白石っ!!無言で消しゴム持つ手に力入れんな!折れるから!!」 「うっさい。消しゴムは心を込めて、力を込めて字を消して、そんで折るのが消しゴムに対しての礼儀なんや」 「ちゃうちゃう!!それ礼儀ちゃうから!!」 そうこうしてる内に、団子消しゴムは白石の力に負け、折れた。 「あぁーーーっっ!!!」 「ふぅ。やっと消えたわ。・・・どうしたんや?謙也」 ぱぁっと顔を上げた白石の目に写ったのは、今の自分とは対象的に机に顔を埋めている謙也だった。 「どうしたもこうしたもないわ・・・。俺のごっつ大切な消しゴムがぁ・・・」 「彼は立派な仕事をしたで・・・。お前が泣いてたら消しゴムも安心して天国に行かれへん」 ポン・・・と白石は優しく謙也の肩に手を置いた。 「・・・白石ィ・・・」 そやな・・・と謙也は顔を上げ目に溜まった涙を拭いた。 「白石・・・もう頭痛くないんか?」 「痛いで。ごっつぅ痛いで!でも、千歳にナース服着て手当てしてもらうから大丈夫や☆」 「千歳のナースは無理やr・・・いえ、何でもありません」 謙也に一体何があったのかはご想像にお任せいたします・・・。
「はぁ・・・俺もナース服着た光に『謙也さんが白石部長に苛められて出来た心の傷を俺が治します』とか言ってもらいたいなー」
「俺がいつお前を苛めたんや」
「今さっきじゃ」
「え~?クララぁ分かんなぁ~い」
ずっと扇風機のない暑い暑い教室で下敷きでパタパタ扇いでいた謙也の手がピタッと止まった。
「謙也ー?どうしたー?」
「いや、何でもないってことにしとくわ」
「はぁ?」
「・・・光のナース姿ごっつカワエエやろうな・・・」
「話変えよったな・・・」
「あっ!ネコ耳もいいな・・・」
「ネコ耳は黒猫に限るな」
「やっぱそうやんなぁ!」
「君なかなか分かってるなぁ」
2人はガシッと握手をした。
さっきまで険悪ムードだった2人の間のムードは、ほんわかとしたムードに変わっていた。
そんな変態どもが男の絆を分かち合っている時。
廊下では可哀想な被害者達がいた。
「あれ?千歳先輩やないですかぁ」
「あ、光くん、どけんしたとー?」
財前と千歳の2人は偶然3年2組の近くの廊下で会った。
「んー、謙也さんに頼まれてたCD貸そうと思って・・・」
「謙也くん泣いて喜ぶっちゃね」
「なっ!何でそうなるんっスか?!」
「俺が思うに今頃謙也くんは光くん不足で倒れてるばい」
「俺不足って・・・」
「愛されちょるね」
「そ、そんなん千歳先輩も同じじゃないっスか?」
「んー・・・」
千歳は少し苦笑いをした。
それはきっと照れ隠しだろう。
「あ、千歳先輩は部長に何か用なんですかぁ?」
「数学の教科書忘れたけん、白石に借りようと思って」
「真面目に授業出るんっスか?」
「じゃないと白石に怒られるばい」
「だったら、さっさと借りに行かないと、次の授業に間に合いませんよ?」
時計を見ると次の授業の開始時刻の5分前。
2人はそれぞれの用事を済ませる為に2組に向かった。
「謙也さーん・・・」
「2人が真面目に話しちょる」
財前と千歳の目に映ったのは、すごく真面目な表情をした謙也と白石。
「―――あー・・・」
少し近づいて聞えて来た2人の会話。
「千歳って普段からかんなりエロヴォイスやん。もぅヤってる時なんか、かなりヤバイわ。普段以上のエロヴォイス」
千歳が固まる。
「エロヴォイスもええけど、ギャップも大切やで?光は普段気だるそうな声しとるやろ?でもなー『ひゃっ・・・ん、ぁ・・・ヤ・・・謙也さ・・・無理ぃ』とか普段聞けん切羽詰った声もええで~」
次は財前が固まった。
「また意見の相違やなぁ・・・」
ネコ耳はミラクルやったんかー・・・なんて暢気な話をしていた2人が次の瞬間固まる。
「謙也さーん・・・?」
「白石ぃー・・・?」
2人の声は普段のエロヴォイスでも気だるそうな声でもなく、例えるなら氷の様な冷たい声だった。
「ひっ光ッ?!」
「ちっ千歳ッ?!」
謙也と白石の間抜けな声も次には悲鳴に変わっていた。
財前は謙也にCDを投げつけ、千歳は白石の数学の教科書を借りて、2組を後にした。
その後この2組のカップルが会話をしたのは1週間以上後のこと・・・。 -END- *アトガキ* 最後まで読んでくださって有難うございます! 非常に反省しております。 冬月は決して四天宝寺が嫌いではありません。 本当です。 信じてください・・・。 でも六角やルドが純粋な子達ばっかだから、こんなこと出来ないんですよ。 だから、四天でストレス発散的な感じで・・・。 すみません・・・。 四天も純粋な子の集まりですよねー。 話には一切触れずにこのままアトガキを終わらせたいです。 はい。 以上、アトガキと言う名の反省会でした。 これから、シリアスな四天宝寺を書くのに・・・。 書ける自信がなくなりかけてます・・・。 PR |
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めっっちゃおもしろかったです!!!
一番吹いたところは「え~くららぁわかんなぁ~い」。
白石ヴォイスで想像したらめちゃめちゃ笑えたんですが・・・!
謙也は・・・色々がんばって(笑
受けふたりは会話に癒されました。
かわえー・・・Vv
うーん、「ちとくら」探してみてみたんですけど私はやっぱり「くらちと」派かもですw
ではまたぁッ!