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2024年04月19日  14時59分
自分の嫌いなところ。
CATEGORY : [小説]
どうして人には感情があるんだろう。

どうして人には“嬉しい”という感情があるんだろう。

どうして人には“悲しい”という感情があるんだろう。

どうして人には“嫉妬”という感情があるんだろう・・・。

どうして・・・?

多分、人間以外の動物にはないだろう。

“嫉妬”という醜い感情なんて。

そんな感情を抱いている自分が嫌い。

大嫌い。

何で私は嫉妬をするのだろう・・・。

“ニンゲン”・・・だから?

“オンナ”・・・だから?

・・・違う。

自分の“ココロ”が狭いから。

人を“好き”になるから。

私は人を好きになる自分が嫌い。

“スキ”なんて感情なくなればいいのに・・・。

そんなとこを何度思っただろう・・・。

そして“キライ”なんて感情もなくなればいいのに・・・。

コレも何度思ったことだろうか・・・。

けど、感情があるから今の“ジブン”がいる。

そう、この世は結局“感情”というモノで出来ている。

“感情”は大切で。

そして、

“感情”は時に厄介。






なんてことを思っている今日この頃。

小説風に自分の思いを書いてみましたぁ。

私の友達がこのブログを読んでることを忘れて書きました。

まぁ、という訳で小説書きますね~。

今日は36。

珍しくマイナーじゃありませんよ。

この話も少々暗いお話です。

不二と英二は恋人設定です。

では、どうぞぉ~♪









『友達なんて要らない。』

そんなこと言えたらどんなに気が楽になるだろう。

若し居なくなったら“作り笑顔”という“仮面”を着けなくて済むのに・・・。

僕が傷つかない。

誰も傷つかない。

けど、君は本当の“僕”を見つけ出そうとする。

何で・・・?

本当の“僕”なんてないのに・・・。

僕も知らない“僕”を君は教えてくれるの・・・?




          ~仮面~



「ふぅーじっ!」

英二が僕に向かって走ってくる。

「どうしたの?英二。」

英二は少し上がった息を整え言葉を発した。

「映画のチケット2枚手に入ったから休みに見に行こうよ!」

英二の手には確かにチケットが2枚あった。

「それ・・・。」

「そう!この前不二が見たいっていってた映画!」

英二はニッと笑った。

「ありがとう。わざわざ買っていてくれて。」

「ちっ違うよっ!!コレは偶々・・・。」

「クスッ。」

この慌て様は矢張り買ってきてくれたんだ。

それは・・・僕の為・・・?

「じゃあ、英二は日曜大丈夫?」

「勿論ッ!!」

英二は無邪気に笑う。

どうして君はそんな風に笑えるの?

どうして・・・。

“笑顔”をただの“仮面”としか思っていない僕には疑問だった。

僕は・・・





「映画どう思った?」

映画を観終わって僕と英二は映画館の近くにある喫茶店に入った。

今は2人で映画の感想を述べ合ってるところ。

「ん~・・・。何か役者さんの演技が作り物っぽかったにゃ・・・?」

「確かにそうだったね。」

“作り物”

それは僕がいつもしていること。

英二は・・・それに気づいているのかな?

「僕のこの笑顔、英二にはどう映っている?」

「ぅ?不二の笑顔?」

今の僕の笑顔は作り物。

けど返ってきた答えは

「本物。」

「え・・・?」

僕の心には自分の“仮面”が他人に気づかれていない安心感と同時に気づいてもらえていない虚しが漂った。

「そりゃ確かに不二の笑顔は普通に考えたら作り物だよ。けど、不二に“本物”も“贋物”もないでしょ?」

「・・・。」

ああ・・・。コレが本物の“僕”なんだ。

僕も知らなかったのに・・・。

「好きだよ英二・・・。」

「それは“嘘”それとも“本当”?」

英二が無邪気に笑う。

―――本物だよ。

僕は君にそう言った。

君が教えてくれた“本物”の笑顔で。




       -END-




あとがき。

最後まで読んでくださって有難うございましたッ!

ん~、あんまり暗くなかったね。

まぁ、記事が暗かったからね。

暗い話をしたので後で明るい話題しますね~。

以上、あとがきでした!
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2007年12月11日  21時00分
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