基本日記、他サイトの更新情報とか・・・。
#[PR] |
CATEGORY : [] |
#ぎゃあぁ・・・。 |
CATEGORY : [謙光] |
毎回、謙光の小説を書いてると耳が痛くなります。
謎です。 まぁ、ここらへんで分かっている方はいると思いますが謙光の小説をうpします。 前書いた小説の続きです。 やっぱ続きちゃいましたね。 何?前の小説って? って方はコチラからどうぞ。 あぁ、アレね。 って方は下の小説からどうぞ。 あ、注意書いておかないと。 注意 ・グロが苦手な方はあんまり無理しない方がいいですよ。 ・そんなにグロくはないですが。 こんな感じですかね。 では、今度こそいってらっしゃいませ。 空は青い。 そんな当たり前のことが分からなくなったのはいつから? どうしたら幸せになれる? そんな難しい問題に取り組もうとしたのはいつから? The clean world and a rotten world boundary line 「お前、“財前”だよな?」 見た目からして不良の奴らがニヤニヤしながら俺を見てる。 「・・・そうっスけど。何っスか?」 「やっぱり。そんなにピアスしてるヤツなんてそうおらんからなぁ」 「それが?」 「ちょーっと時間あるか?」 「・・・」 面倒なのに絡まれた・・・。 俺はこのピアスの所為かよく柄の悪い奴らに目をつけられる。 「返事しぃや」 「話やったらここでええんとちゃうん?」 俺のその生意気な態度が気に入らないのか、不良グループのリーダーらしき人物が立ち上がり何をするのかと見ていたら、次の瞬間には自分が地面に倒れこんでいた。 口の中には血の味が広がる。 「・・・」 俺は何事もなかった様に制服についた砂埃を掃いながら立ち上がった。 それが益々不良達の反感を買ったのか俺は数人の不良に腕をつかまれた。 「ちょぅアンタ等何すんねんっ」 「何って。自分ごっつ生意気そうやから、社会に出た時に困らん様に、俺達が今から世間が怖いってこと教えてやろうと思ってな」 「は・・・?」 それは暗に喧嘩ってことを言っていた。 いや、人数的にはもうリンチの域だ。 体格的に抵抗しても何も意味がなかった。 「厭や」 そんなこと言っても誰も言うことを聞いてくれる様な奴らやないと分かっていても言ってしまう。 厭なもんは厭や。 ズルズルと俺は人目につかない所に引きずられていった。 ドサッと地面に叩きつけられる。 「生意気なんもええけど、相手見な」 「・・・アンタ等ごっつぅ弱いやろ」 「あ゛?」 「そんな束にならんと俺やられへんのやろ?」 「まだ生意気なことを・・・っ」 視界には何人もの不良が俺を殴ろうとしているのが目に入ってくる。 そこら辺には鈍い音が響いてる。 殴られるのだけならよかったのに。 不良の1人が手に安全ピンを持っているのが見えた。 「お前、そんなにピアスつけたいなら俺がもう1つピアスホール開けたろうか?」 「厭や・・・」 地面に座り込んでしまっている俺は何人かに押さえ込まれた。 どんなに抵抗してもしっかり押さえられていて逃げようにも逃げれない。 「なぁ・・・ホンマ止めてぇや」 聞く耳なしなのかじわじわと俺に近づいてくる。 「俺が何したんや・・・ピアスぐらい・・・」 怖い。 「・・・やぁ・・・」 ぱたぱたと涙が落ちてくる。 今までピアスホールを開けるにのに恐怖など感じたことがないのに。 あっという間に涙が落ちたとこの制服の色は変わっていく。 「さぁ、開けるでぇ」 ひた・・・と左耳に冷たいものが当たる。 「厭・・・や・・・」 俺は頭を振る。 「動いたらアカンで」 そう言うのと同時に安全ピンが俺の左耳を貫通した。 いつも通りに開いたか?と思っていると首筋にツーと生暖かい何かが伝った。 ス・・・と耳に手を当て、その耳を触った手を見ると赤くなっていた。 失敗したんや・・・。 どこが安全やねん・・・なんてツッコミを入れてる場合じゃない。 不良グループはケラケラ笑いながら逃げって行った。 一体さっきの出来事はなんだったんだろう・・・。 夢・・・? そんな訳ないな・・・。 痛いもん。 そんなことを思いだしてもうどれぐらいの時間が経ったのだろうか。 空は薄っすらと赤くなっていた。 もう・・・部活終わったやろな。 色々考えてるその時だった。 「財前ッ!!」 とても聞き覚えのある声がした。 「財前ッ!!」 声のする方を見た。 そこにはすっごく必死な表情をした謙也さんがいた。 「謙也・・・さん?」 どうしてここに・・・?って言おうとする前に謙也さんがふわっと俺を抱きしめた。 「よかった・・・」 「え・・・?」 「財前が生きとって」 「謙也さん・・・大袈裟」 「アホ!俺むっちゃ心配したんやぞ!」 「・・・」 「ホンマ心配掛けやがって・・・」 「・・・」 「おったらおったで、こんなに泣いとるし・・・」 謙也さんはスッと涙を拭き取った。 「耳、大丈夫か・・・?」 「大丈夫そうに見えるのなら謙也さん眼科行くことをオススメします」 「やっぱ痛い・・・やんな」 「まぁ・・・」 「今、ハンカチしか持ってないねん。一応これで止血しとくわ」 謙也さんは傷口にそっとハンカチを当てた。 「ッ!!」 「あ、ゴメン!」 「いえ・・・。ありがとぉございます」 「え?」 「俺を捜してくれて」 「当たり前やろ」 「どうして?俺、ごっつ迷惑掛けとる後輩なのに・・・」 「俺、自分のこと好きやねん・・・」 「あぁ・・・手ぇ掛かる子ぉ程かわええってヤツですか?」 「ちゃう」 「え?」 「こういうことや・・・」 血の気の引いた冷たい唇に温かいものが触れた。 それが謙也さんの唇と気づくのに時間はかからなかった。 「・・・謙也さん・・・」 「ゴメン・・・厭やったやろ」 「・・・」 今は厭なんてことも考えられなかった。 色んなことがありすぎて思考回路がショートしそうだった。 「俺な夢があんねん」 「え・・・?」 謙也さんの突拍子もない話題の変更に俺は少々戸惑った。 「俺・・・財前に幸せってもんを教えたいねん・・・」 そう言った後謙也さんは顔を埋めた。 耳がすっごく赤くなっていた。 「謙也さん・・・」 「ゴメン・・・」 「何で?」 「俺、ごっつぅきっしょいわ・・・」 「そんなことないっスよ」 「気ぃ遣わんでもええねんで・・・」 「俺に・・・幸せ教えてくれませんか?」 「・・・」 「俺、謙也さんが好きです」 「無理に言わんでええって・・・」 「今やっと頭の中整理出来てきました」 「・・・」 「それに、俺に幸せってもん教えてくれるんでしょう?」 「・・・」 「でも、それは必要ないですわ」 「そう・・・」 「俺、謙也さんにキス・・・されて、その・・・ごっつ嬉しかったし・・・」 「それって告白の返事として受け取ってええん?」 「さっきから好きって言ったじゃないですか」 「ありがとぉ」 謙也さんはやっと顔を上げてくれた。 その顔は薄っすら赤くもなっていたが、すっごく笑っていた。 「こちらこそ」 「さぁ、消毒する為に学校戻るで」 「はい」 空は青い。 それは空だから。 どうしたら幸せになれる? その答えはこの人が教えてくれるだろう。 この人が言ったように幸せは近くになった。 こんなにも近くに。 -END- アトガキ 最後まで読んでくださって有難うございました。 長いような短いようなって感じですね。 あー、まだ耳痛い。 クラスの殆どの人がピアスとしてるのがまだ信じられない。 でも痛くはないらしいですね。 お母さんは痛いって言ってたけど・・・。 あ、小説の方言について言っておきます。 途中、謙也クンが「俺、自分のこと好きやねん・・・」って言ってますが、決してナルシなわけじゃないですよ!! 自分って言うのは相手のことです。 てか、方言めちゃくちゃになってると思います。 大阪の都会の方に住んでる方は目を瞑ってください。 たとえ途中で南の方の方言が出てたとしても無視してくださいね。 あと、ホントに大阪人は人の生死を気にします。 久しぶりに会った友達とかに普通に「あぁ、生きとったんや」とか言いますんで。 別に大袈裟な意味はないです。 以上、アトガキでした。 PR |
|
コメント[ 0 ] トラックバック [ ]
|
COMMENT |
COMMENT WRITE |
|
TRACKBACK |
トラックバックURL |
忍者ブログ[PR] |